なぜにこんなタイトルのことを記事にしようかと思ったかといいますと,結構最近このネタのご相談が多い為,一応記事にしてみようかなぁと思った次第でありますことよ。
いやはや。
これだけテレビや新聞で報道されているにもかかわらず,被害者は絶たないものなんです。
最近の相談案件の事例として
1.携帯のサイトの上の広告欄を間違ってクリックしたら請求がきて,その後携帯電話に連絡が来て,さらに数十万円を請求されて親にも会社にも請求するぞコラといわれた。
2.従業員がヤミ金融から借りたらしくて,その従業員がヤミ金融からの電話連絡(脅しとも言う)に出なかったことから,毎日数十件の電話が会社に連絡が入る。
3.会社に意味のわからんネット使用料(アダルトサイトらしい)の請求がきて,再三催告の電話がある。
というものがあります。
最近,この手のご職業の方々がなぜか必死に商売されているようです。
大変迷惑でございます。
まぁ・・・・・ネットとかテレビを見ている人はなんともないだろう,ほっとけばいいだろう,と思う人が多数だと思うのですが,一旦この手の請求が始まるとそうは言っていられません。
何しろ洒落にならないからね,追い込みっつーのは。
まぁ人の話は聞かないわ一方的に文句つけるわ挙句の果ては親やら友達やら会社やらに迷惑かかりそうだわと追い詰められていってしまうのです。
正直,このような事件の被害者の多くは,精神的に追い詰められてしまう可能性がとても高いものです。
弁護士とか警察にすぐに相談してくれればいいんですけどね。
本職の方々が直接電話をすることは殆どないと思うんです。アルバイトなのかグループなのかわかりませんが,大体こういう請求をやっている人は若い人なんですよ。
だから,金は欲しい(そう上から命じられている)けれども,逮捕はさすがにいや。という人ばかりなんですよね。
彼らのやっていることは詐欺罪・恐喝罪・強要罪その他全部刑事罰のある行為です。民間の問題ではないんです。すべて刑事事件になるんですね。
ただでさえ被害者が多いのですから,裁判所も簡単に許さない現状があります。初犯であれば執行猶予がつくだろうけど,実刑もありうるし,たとえ下っ端であろうとも刑務所GO!ってことになりかねません。
だから,弁護士が入ったり警察が介入するとすぐに逃げちゃいます。
ある意味賢いとは思いますが。
前にヤミ金融の携帯電話に電話したとき,面白い受け答えがありましたのでご紹介します。ある会社に執拗に電話をかけまくった男に対する電話なんですけどね。
おいら
「○○さんですか?失礼ですけど○○会社に電話するのやめてくれません?迷惑なんですよ」
○○
「電話してねぇよ」
おいら
「あなたね,失礼ですけど金融でしょ?それ以上やるとマジで警察に告訴するよ?知らないよ?」
○○
「・・・・・俺,金融じゃないよ」
おいら
「じゃぁ何よ」
○○
「学生だよ」
おいら
「
学生かよ!」
○○
「そうだよ何でこんな電話されなきゃいけないんだよ」
おいら
「じゃぁさ,なんであんたの携帯電話番号で会社に脅迫めいた電話がかかってきたの?着信履歴,会社とってるよ?」
○○
「俺じゃないよ。おかしいよ。ありえないよ」
おいら(この辺で笑ってしまった)
「そうだね,おかしいね。じゃぁ,もう二度とあなたの電話から電話がかかるってことはないよね」
○○
「ありえないよ無いよ」
おいら
「じゃぁいいや。またかかってきたら警告抜きで告訴すっからね」
○○
「ねぇっていってるじゃん」
それで切られましたw
こういう
面白い対応をするのが常です。
その後そいつからは連絡はなくなりました。
まぁすべてがこんな感じで済むわけではないですし,それこそ執拗に電話をかけてくる人もいるのですけれども,解決するにはやはり弁護士やら警察やらに相談するのが一番です。
違法金利を取ろうとしているだけで,「民事事件」ではなく「刑事事件」です。
テレビとかでも報道されていますが,違法金利を最初からわかって貸し付けて返済を強要する相手に対しては,不法原因給付といって元金すら返還する必要もありません(それを理解して借りては返済しない,というのはダメだけど)。
自分で悩まないことが大事ですね。